リサイクル リサイクル
リサイクル
産業廃棄物と言われるものにはさまざまなものがありますが、蒲郡リサイクルセンターが処理しているのはいわゆる建設廃材です。例えば一般住宅を解体すると、屋根材、壁材、構造材、断熱材、基礎コンクリート、ユニットバスやシステムキッチンなど多種多様なものが廃材として運ばれてきます。これを、各種の金属、コンクリート、木材、プラスチック、石膏ボードなどさまざまな素材に分別し、コンクリートガラならば小割してサイズに分けて資源化します。再生したコンクリート砕石については、一部はマルカ建設で材料として使用し、一部は販売もしています。
再生資源の流通は現代ではかなり一般化しましたが、一方で、工期を短くするためなどの理由で再生の難しい複合資材が新たに生まれ、使用されているのは悩みのタネです。以前は再資源化が難しかった石膏ボードがいまは再資源化されてきたように、新しい技術が生まれるといいですね。
施工事例
施工事例はまだありません。
職人紹介
人の手が働いて分別を徹底。
再生できるものは再生し、最終処分を減らす。
こちらのリサイクルセンターでは自社を中心に大小50社以上のお取引先の廃材を分別処理・再生しています。建設廃材とひとくちに言ってもさまざまな素材がありますが、そうして持ち込まれた廃材を再資源化するために、まず手作業で細かく分別していくのが私たちの主な仕事です。
例えば木材などは多くが細かく粉砕されてチップとなり燃料や段ボールの原料に生まれ変わるのですが、持ち込まれる廃材のほとんどは金属ビスなどがついたままになっています。そのままではチップにする機械にかけられないので、素材である木だけの状態にするために、ビスをひとつひとつ外していく作業が必要です。ビニールシートなどが貼りついていたなら、それも、スクレーパーを使って剥ぎ取ります。どちらも職人の手作業によるものです。そうして素材ごとにきっちり分別し、木ならばチップに、コンクリートガラなら砕石として使用しやすいサイズに小割し、再生資源として流通させています。現在、コンクリート砕石で10,000t~20,000t、チップで2000t弱がこのセンターで再生資源に生まれ変わっているんですよ。
人が生きていればゴミは出る。
誰かが、良いように片付けないと。
こちらのリサイクルセンターが稼働しはじめたのが平成17年で、私は平成23~24年からこちらで仕事をしています。もう15年以上この仕事をしている計算になりますね。いまはセンター長として廃材の運搬の段取りをしたり、たまには自分でも運搬したり、出荷の手配をしたり打ち合わせをしたり。重機に乗ることもありますが管理的な仕事が主になっています。
機械制御を学ぶ専門学校に通っていたのですが、ちょうど卒業時に実父である先代社長の体調が思わしくないことがわかり、卒業と同時に二十歳で家業を手伝うことにしました。こちらに来る前はマルカ建設のほうで20年近く重機に乗ったり、基礎工事から土木まで多くの現場に携わってきましたよ。
実はもともと仕事にやりがいとかはあまり考えたことがありません(笑)。どんな仕事でも、もらえる仕事をもらってうまくやり終えたら万歳で、それでご飯が食べられたら十分じゃないですか?人が活動すれば、ゴミはどうしたって出ますから、誰かが、良いように片付けなきゃしょうがない。それを仕事としてお金をもらうことにしたわけですから、それをちゃんとやればいいんだと思いますね。
私たちの仕事としては、適正処理をしてとにかく最終処分を減らすこと。それが、ずっと変わらない目標ですね。
職人道具:インパクトドライバー
素材ごとに分別するためにありとあらゆるものをこれで分解しますので、一番多用している道具です。分ければ資源、混ぜればゴミと言いますが、小さなビスひとつ混入させるわけにはいきませんし、小さなビスでも分けてまとめれば金属材料として売れるわけですから、分けることがとにかく大事なんです。丁寧な分別が再資源化につながり、それだけ最終処分(埋立ゴミ)を減らすことにもつながっています。この分解・分別は機械ではできません。これは人の手でする仕事です。
事務で入社したけれど、
自分から申し出て女性第1号の重機オペレーターに。
高校を卒業して令和7年に新卒でマルカに入社しました。高校は食物科。卒業前に工場見学なども行きましたが、飲食も工場も、どちらにしろ同じことを日々やり続けるのが自分には向いていない、と気づいたのと、高校時代に片道1時間かけて通学していてそれがなかなか大変だったので、できるだけ通勤が近いところがいいな、とは思ったんですよね。入社の決め手はたまたま知人が働いていたというのもあるのですが、会社見学に来た時にすごく空気がやわらかいと感じて、ここで働きたい、と思ったからです。入社してからもその印象は変わっていません。マルカって社長を筆頭に、本当にいい人、優しい人、面白い人ばっかりなんですよ。
それで、入社する時は事務として入社したのですが、事務をやっているうちに現場で働いている人たちがすごくかっこよく見えて、私も現場に出たいな~、重機に乗ってみたいな~って言っい続けていたら「やってみる?」と言ってもらえ、入社半年くらいで1週間の免許講習に出させていただけることになりました。マルカでは事前に土場で重機の運転の練習させてくれたりするのでそこはとても助かりましたが、講習前日までは自分にほんとうに免許が取れるのかと不安で、めちゃくちゃ緊張しました。実際行ってみたら若い人よりも自分の親ぐらいの人が多くて、わからないことも聞けば教えてもらえたので本当にありがたかったです。学科試験もあり真剣に勉強しないと難しかったですけれども、めでたく試験に合格することができ、社内で一人目の女性オペレーターになりました。
ひとつひとつの経験が全部勉強。
いずれはダンプも運転できる人になりたい。
今は現場から掘り起こされ持ち込まれた土砂をふるいにかけ、再利用できる土と、それ以外のものに分ける作業をしています。先日同様に作業した土は、幼稚園に運ばれて、園児たちのお芋畑の土になったそうです。瓦礫混じりの土でもそうして誰かが使えるように整えれば使える土になるわけで、誰かがやらないといけない、どれもが必要な仕事なんだなと思います。
向き不向きはあると思いますけど、自分には事務よりもいまの仕事のほうが楽しく取り組めますね。理由は、建設機械を操縦すること自体が楽しいのもありますが、事務だとやること自体は決まっていて自分が考える場面はさほどないのと比べ、現場では自分で考えて動くということが必要とされる、というところにやりがいを感じるからでしょうかね。現場では土砂など場合により急に崩れたりしますし、危険がないように配慮したり、手順を考えてから動かないといけません。もちろん自分はまだ現場に出て半年足らずなので、まだいろいろ教えてもらうというか注意されてばかりなんですけれども、とにかくそうして経験を積んでいる最中です。
現場に出るようになって、1日太陽の下にいるせいかおなかは空くし、ご飯はおいしいし、夜はぐっすり眠れてそれまで以上に健康的になりましたね。マルカではお休みもとても取りやすいので、250ccの免許を取って、近頃は友だちとバイクでツーリングするなどお休みの日も充実しています。
目下の目標はとにかく経験を積んで注意されずに作業できるようになることと、いずれ大型の免許も取ってダンプに乗れるようになることです。ダンプに乗れる女の人とか、かっこよくないですか? マルカでは産休制度等の支援も充実しているので、一歩一歩夢を実現していきたいなと思います。